【不登校】過干渉、どうしたら止められますか?

こんにちは
心と身体と魂を調和するホリスティック健康カウンセラー
市田 恵都子です。

過干渉をどうしたら止められますか?

不登校のお子さんをお持ちのお母さんに「過干渉をどうしたら止められますか?」というお悩みを相談されることがあります。

不登校について調べると、今はたくさんの情報を得ることができます。

不登校になりやすい親の特徴などで過干渉・過保護などと書かれているのを見たり、不登校のお子さんに対してのNG行動などを見ると、「止めなくては」と焦る気持ちが募っていませんか?

そして、頭でわかってはいても上手くできないと…自分をどんどん責めて苦しくなっていませんか?

確かに親の過干渉・過保護は、子どもの自立のチャンスを奪うことになると思います。
ですが、
止めようと我慢しただけではなかなかやめられません。ではどうすれば良いかと言いますと・・・

自分がどうして過干渉になってしまうのかに気づくことです!

まず過干渉のチェックリストを見てください。

✅1日1回以上、子どもに「~しなさい」と言っている
✅子どもが行きたくない習い事や塾に無理に行かせている
✅学校で何かトラブルがあったら、子どもの許可を得ずに先生に連絡する
✅子どもの会話の50%以上は、勉強や受験の話になっている
✅進学先は親が決めている
✅子どもの服や髪型は親が決める
✅家庭で守らなくてはならないルールが5つ以上ある
✅日々子どものスマホの中身をチェックしている
✅子どもの部屋の掃除は勝手にしている
✅子どもとの会話の80%はアドバイス
どうでしょうか?

半分以上チェックがついた場合は、かなりの過干渉と言えます。

子育ての方法は、自分が幼かった頃に親にしてもらった子育てを、自分が親になってから繰り返そうとする特徴があります。

過干渉をする親に育てられた場合、自分も過干渉をする親になりやすいと言うことです。

「私は親のようにはしていません」と言われる方がおられますが、

幼ない頃からの親との関わりの中で作られた思い込みや、親から受けた過干渉による心の傷が残っていると、されて嫌だったはずの過干渉を、嫌だと感じながらも、無意識に子どもへと繰り返す場合があります。

また、全く親とは関係ない理由のこともありますが、
今の自分の考え方のベースは、幼かった頃に体験したことを、無意識のうちにどう解釈して信じ込んだかによって決まっていると言えます。

なぜ気づくと止められるのでしょうか?

気づくことは手放すことの始まりだからです。

そして、なぜ過干渉をしてしまうか考えるときに大事なのは、

過干渉をすることで、自分にメリットがあるから止められなかったのです。

メリット???

メリットがあるとすれば何なのでしょうか?

具体的な例で言いますと

例えば①

子どもに「早く起きなさい」「歯磨きしたの?」「宿題したの?」などと言うことで自分は何のメリットがあったのか?
子どものペースに合わせるだけの心の余裕がなく、親のペースに子どもを合わせて焦りを落ち着かせようとしていなかっただろうか?

例えば②

子どもが嫌だ・無理と言っても、「諦めないで頑張りなさい」「とにかく頑張れ」と親の夢を子どもに押しつけていたとしたら、自分には何のメリットがあったのか?
もしかして、夢を叶えられなかった自分=ありのままの自分を受け入れていない=親の劣等感を子どもに克復させよう(子どもへの依存心)としていなかっただろうか?

例えば③

「あなたのためなんだから…」「あなたが困らないように言っているの…」などと言って指示していたとしたら、自分には何のメリットがあったのか?
表面上はいい親を装って、子どもに恩を売ることで束縛し、親が安心していなかっただろうか?

例えば④

「もっと!もっと!」と子どもに過度な期待やプレッシャーを掛けていたとしたら、自分には何のメリットがあったのか?
子どもが失敗しないで頑張ってくれたら、親が持っている失敗への恐れを克服してくれると思っていなかっただろうか?親の自信のなさをカバーしてもらっていなかっただろうか?

この①~④は、かつての私の例です。

まとめ

子どもに対し過干渉にしている原因は、もしかして親自身の焦り、劣等感、不安、失敗への恐れなどではないでしょうか?

原因に気づくことができたら、自分自身で解消していくことができます。

そして親が元気になっていくと、お子さんは自分のことに集中できるようになり、必ず元気を取り戻していきます。

不登校は、お子さんの問題と親御さんの問題を分けて考える必要があります。

一人で解決できない場合は、お試しカウンセリングをお勧めします。